B ボトムブラケット(BB)の種類について考える ③ ISIS(アイエスアイエス アイシス)その①

こんにちは、だいごろうです。

今回は自転車のボトムブラケット(BB)の種類について考えていきたいと思います。

第3回目は『B ボトムブラケット(BB)の種類について考える ③ ISIS(アイエスアイエス アイシス)その①』です。

③ ISIS アイエスアイエス アイシス

このタイプのBBはシマノのオクタリンクの発売とほぼ同時期にシマノ以外の競合他社から発売された新規格のBBです。

シマノのオクタリンクはシマノのみの商品ラインナップだったのに対しISISはシマノ以外の複数のメーカーが採用し商品を販売しております。

規格は統一されていますので異なるメーカー間での組み合わせも可能です。例えばクランクはRACEFACE、BBはTRUVATIVなども可能です。

<開発の背景>

・ISIS(International Splined Interface Standard)はそれまで標準とされてきた四角軸(スクエアテーパータイプ)のBBがテーパー角度や軸長、フレームシェル幅、チェーンラインといった寸法的な複数の要因から互換性が複雑になりすぎ、ユーザーやショップが商品の選択時に組み合わせを考えるのが難しい状況となってきました。

そしてダウンヒルやダートジャンプ等の使用状況によってはBBにより強度が必要な観点から、四角軸より構造的に強度の高い設計が必要となってきました。

これらの問題を解決するために1999年頃からTruvativ、Chris King、Race Faceが主体となり各ブランド間で共通の互換性のBBとクランクを開発し始めました。

もともとのコンセプトが互換性の統一化であるため、ISIS規格は上記3社に限らずその他のブランドでも使用できる規格として公表し、メジャーなブランドでなくともISISが定義している安全基準等の要件を満たせば商品を製造販売できるようになりました。

これにより数多くのブランドから同一規格の商品が発売されておりユーザーのパーツの選択支が一気に増えました。

<ISIS BBの特徴>

①BBシャフトの形状

これまでの四角軸タイプのBBに比べシャフトの太さが太くクランクとの嵌合(かんごう)部分の面積も大きくなっていることから、BBとクランク間で生じるネジレに対して強くなり、パワーロスが少ない構造となっております。

嵌合部分の形状は10枚のスプライン形状となっております。

ちなみにシマノのオクタリンクは8枚。両者間の互換性はありません。

FSA Platinum Isis自転車ボトムブラケット シルバー
by カエレバ

②チェーンライン、フロントディレイラーとの位置関係の統一化

ISIS BBとISISクランクを組み合わせることで簡単にチェーンラインを決めることが可能となりました。

これによりフロントディレイラーとギア板の位置関係も自然にベストな位置となり、それまでの四角軸BBではあいまいになりがちだったBB、クランク、フロントディレーラー間の各位置関係が簡単にベストな状態でセットアップできるようになりました。

③種類(サイズ)

ISIS BBの軸長サイズは公式に発表されている軸長が4種類あります。

軸長 推奨目的
108mm Narrow Mountain, Double Road
113mm Standard Mountain
118mm Wide Mountain, Triple Road
128mm Downhill Specific

この他にダウンヒル用フレームでBBのシェル幅100mmに対応した軸長148mmもあります。

TRUVATIV BB GigaPipe Team DH(12mm) 148 x 100/100E
by カエレバ

基本的には上記の5種類の軸長でほぼ全ての自転車に対応することとなります。

商品によってはEタイプのフロントディレイラーやフレームのチェーンライン(例えば47.5mmや50mm)の違いなどによって同じ軸長のBBに付属のスペーサーを入れたり、外したりして異なるフレームのシェル幅や車種(ロードまたはマウンテンバイク)などの両方に対応できる商品も存在します。

次に、フィキシングボルト(クランク取り付けボルト)のサイズですが、2種類が存在します。ボルトのネジ山部分の外径が15mmと12mmです。(ボルトサイズはM15x1、M12 x 1)

FSA クランクボルト M15 2個セット(390-2050)
by カエレバ
TRUVATIV スペアパーツ CRANK ARM BOLTS M12 CAPLESS HWTZR QTY2
by カエレバ

2種類のボルトサイズが存在する理由は自転車の用途によって使い分けられるように考えられているからです。12mm仕様はBBのシャフトとクランクとの嵌合(かんごう)部分であるスプライン軸部分の肉厚を厚くできますので強度がアップします。

ダウンヒルやフリーライド、ダートジャンプといった用途に適しています。逆に15mm仕様は12mm仕様に比べて軽量になります。

基本的にはBBを購入するとそのBBに適合したサイズのボルトサイズのフィキシングボルトが付属で付いてきます。どちらのサイズのボルトでも全てのISISクランクに取り付け可能です。

それでは次回はこのISIS BBのサイズについてより詳しく見ていきましょう。

というわけで今回は『B ボトムブラケット(BB)の種類について考える ③ ISIS(アイエスアイエス アイシス)その①』についてお話いたしましたがいかがでしたでしょうか?

♦ まとめ ♦

①ISISタイプのBBはISIS規格の商品であればその他ブランドのクランクであっても組み合わせ可能。(互換性あり)

②シマノ オクタリンクとの互換性は無い。

③シャフト軸長は108mm、113mm、118mm、128mm、148mmの5種類が存在する。

④クランク取り付けボルト(フィキシングボルト)は15mmと12mmの2種類が存在する。

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⇒ B ボトムブラケット(BB)の種類について考える ③ ISIS(アイエスアイエス アイシス)その②

B ボトムブラケット(BB)の種類について考える ②オクタリンク(シマノ オクタリンクタイプ) ⇐

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