B ボトムブラケット(BB)の種類について考える ⑥HOLLOW TECH Ⅱ(シマノ ホローテック2)その②

こんにちは、だいごろうです。

今回は自転車のボトムブラケット(BB)の種類について考えていきたいと思います。

第6回目は『B ボトムブラケット(BB)の種類について考える ⑥HOLLOW TECH Ⅱ(シマノ ホローテック2)その②』です。

②シマノの第3世代のBB ホローテック2

それでは『B ボトムブラケット(BB)の種類について考える ⑥HOLLOW TECH Ⅱ(シマノ ホローテック2)その①』に引き続きHOLLOW TECHⅡ(ホローテック2) BBについて考察してみましょう。

ここでは20年間サイクルショップ勤めで経験してきたことも交えてお話したいと思います。

このBBはフレームの外側に位置する仕組みとなっておりますので、これまでのフレーム収納タイプと比べ、フレームのBBシェルの精度がより求められる構造となっております。

四角軸やオクタリンク等のBBの場合は右ワンはフレームのBBシェル端面(BBフェースと呼ぶ)に接触して固定となりますが、左ワンはフレームの内側で固定となりますので、フレームのBBシェル面には触れていません。ですので極端な話、例えば左側のBBシェル面が平行でなかったり、形状がガタガタしていたとしても、BBの取り付け及び、回転性能にはなんら影響はありません。

ところが、HOLLOW TECHⅡ左右の両ワンともBBシェル面に接して固定となります。ですので左右シェルの平行と接触面のなだらかさが重要になってきます。フレーム自体の精度や仕上げの良さが求められる仕組みです。

そこで、信頼できるショップに依頼して下処理(フェースカット)をしておくのがベストです。

耐久面に関してですが、ベアリングが外にあることで、雨や泥などの影響を受けやすくなりました。とくに、マウンテンバイクの雨天のレースなどでは以前のモデルに比べ明らかに泥の影響を受けていると感じます。

雨天走行後にメンテナンスに持ち込まれた自転車のクランクを手で回してみると、BBが固着しており、回転がとても重くなっている場合があります。BBのベアリングの固着によりBB自体が全く回っていなくともクランクと繋がっているシャフトは円形の筒ですのでBBとシャフトの間が擦れながらかろうじて回転はします。

試しにそのままグルグル回してみるとベアリングの固着が解けて急に回転が軽くなったりします。この場合、しばらく放置するとすぐにまた固着します。このような症状が出た場合はBB交換が必要となります。

シマノのHOLLOW TECHⅡのBBは基本的に分解は不可とされておりますので、不具合が起きた場合にはBB自体の交換となります。

(アフターパーツのベアリングメーカーが用意している専用工具を用いれば分解は可能ですが保証対象外となります)

Enduro BB Cup Removing Tool [並行輸入品]
by カエレバ

HOLLOW TECHⅡはBBのグレードを良くすることで回転効率がかなりよくなります。とくにロードレーサーの場合は違いがわかりやすくBBのグレードアップで平均速度が上がったという報告が多数あります。

TNI セラミックBB (シマノ/JIS) レッド
by カエレバ

あまり頻繁な交換を好まないユーザーの場合はシマノ純正の中でDURAACE等のハイグレードな製品がおすすめです。(理由はシマノ製はシール性が高く他ブランドに比べて寿命が長い傾向にあるからです)

シマノ DURA-ACE デュラエース R9100シリーズ ロード用ボトムブラケット BB-R9100 BSA 33544
by カエレバ

より回転効率を求める場合は社外品の互換BBがおススメです。特にセラミックベアリングの商品等はものすごく回転がよくなります。

クリスキング(Chris King) ThreadFit24 Ceramic Black FB0815 ブラック ThreadFit24
by カエレバ
回転系パーツの王様『Chris King』、優れた性能と耐久性、豊富なカラーなどでハイエンドパーツブランドとして定評のあるトップメーカーです。
最新モデルの『ThreadFit24』シリーズは一つのBBで別売のアダプターと組み合わせることで様々なサイズの自転車に装着可能です。

僕の経験によるとエンデューロ社の『XD-15』シリーズは驚くほどの回転の軽さがあり、さらに僕が一番驚いたのはその剛性にあります。

XD-15にはグレード3と呼ばれる最高峰のセラミックベアリングを採用し、ベアリング受け部分(ベアリングレース)は品名にもなっている「XD-15」と呼ばれる高窒素ステンレス鋼を採用しております。

グレード3セラミックベアリングは通常のセラミック製のベアリング球に比べて圧倒的に硬度が高く走行時の負担による球の変形が段違いのレベルで起きにくくなっております。さらにXD-15との組み合わせで従来のセラミックベアリングに比べ40%以上の高負荷に耐えられ、よりスムーズな回転を可能としております。

実際にこのBBを装着して乗車すると乗った瞬間に明らかに硬い物の上に乗っていると感じることができます。(逆に言うといままでとても柔らかい物の上に乗っていたと感じます。)この硬さは回転部分ですからそのまま回転効率に代りますので大幅なグレードアップが期待できます。

Enduro Xd-15 Bb Mtb – Black by Enduro
by カエレバ

エンデューロ社の製品にはもちろん通常のセラミックベアリングもあります。下の商品はシマノ製BBのベアリング部分だけを取り外してエンデューロ社のセラミックベアリングに入れ替えるキットです。

Enduro Ceramic Bottom Bracket BB90/95 Road/MTN for Shimano Cranks by Enduro

by カエレバ

このように、HOLLOW TECHⅡはアフターパーツも多く存在し、BBの交換作業やクランクの付け外し作業も比較的簡単にできる構造となっておりますのでご自身で組み立て整備されるユーザにとっても扱いやすいのではないでしょうか。(詳しい作業方法は後日掲載予定です。)

組み立て、交換作業に必要な工具については『HOLLOW TECH Ⅱ(シマノ ホローテック2) BB取り付け工具 まとめ シマノ純正編』及び『HOLLOW TECH Ⅱ(シマノ ホローテック2) BB取り付け工具 まとめ 社外品編① ねじ式タイプ』をご参照ください。

というわけで今回は『B ボトムブラケット(BB)の種類について考える ⑥HOLLOW TECH Ⅱ(シマノ ホローテック2)その②』についてお話いたしましたがいかがでしたでしょうか?

♦ まとめ ♦

①オクタリンク等フレーム収納型BBに比べ水や泥の侵入には弱い。

②ハイグレードなベアリング等のアフターパーツが充実している。

③従来のモデルに比べ、クランクやBBの脱着作業が簡単になった。

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