B BOLT 自転車のボルト(ネジ)について考える ②

B BOLT 自転車のボルト(ネジ)について考える ②

こんにちは、だいごろうです。

前回、『B BOLT 自転車のボルト(ネジ)について考える ①』でボルト(ネジ)について基本的なことをお話いたしましたが、今回はさらに実際の作業時に役立つ事柄についてお話したいと思います。

『B BOLT 自転車のボルト(ネジ)について考える ②』です。

ボルトを構成している中で重要な部分とは?

『ボルトの首』ってご存知でしょうか?ではボルトの頭といわれたら、知らない人でも何となくピンとくるかもしれませんね。

ボルトの頭とはボルトの上の部分、工具をかける部分(ネジ山部分よりも太くなっている部分)のことです。で、その下の細い部分(ネジ山のある部分)のことを首下と呼びます。

ではこのボルトの頭と首下との間にあるのが人でいうところの顎(アゴ)だと思うのです。残念ながらボルトの顎(アゴ)と検索しても何もヒットしません。(なんかアゴを骨折された時の治療が出てきたりでちょっと怖かったりします)きっとそのような呼び方は存在しないのかもしれません。

でも僕はこの顎(アゴ)の部分がとても重要な部分だと思っています。ですのでこの部分をこのブログ内では勝手にボルトの顎(アゴ)と命名させていただきます。

この勝手に重要視しているアゴですが、この部分がじつはボルトを部品、またはナットに締め付けた際に、締め付け具合にとても影響してくる場所ではないかと思うのです。

なぜならボルトを締めこむ途中の際はネジ山(溝)部分に摩擦が生じているわけですが、最後までボルトを締めこんだ状態の時にはこのアゴ部分が部品なりナットなりに接触して固定することになるからです。

例えばボルトを強く締めこんだ場合、当然ネジ山部分はさらに奥側に進もうとし、ボルトの頭部分は既に部品に当たっているわけですから上に引っ張られた状態になります。その際このアゴ部分にはまるで引きちぎられるかのようなぐらい摩擦が発生しているのです。

ですのでこの摩擦を少しでも軽減する為にワッシャーを入れたりするわけですが、このワッシャーとボルトのアゴの間にも摩擦が生じるわけです。

ボルトのアゴ問題

ではこのアゴの摩擦で一体どんな問題が起きるかと言いますと、一番わかりやすいのはディスクブレーキのキャリパーの取り付けなどではないでしょうか。

①ディスクブレーキキャリパーの固定

実際に作業をされた方、とくにショップの方は経験されたと思うのですが、ディスクブレーキのローターに対してキャリパーのパッドのスキマを調整して、最後にキャリパーの固定ボルトを締めこんだ時にボルトの締め付けに釣られてキャリパー自体が回転してしまい、せっかく合わせたパッドとのスキマもズレてしまうといったことです。

このキャリパー固定ボルトにはワッシャーが付いており摩擦が軽減されているにも関わらず、釣られて回転するのです。それほどまでに大きな摩擦が働いていることになります。

②ステムのボルトから火花⁉

他にはたとえば硬いアルミの部品に締めこんであるボルトを緩める(ゆるめ)とき、例を挙げるとディスクブレーキのキャリパーのアダプターに付いているボルトや削り出しのステムのボルトなどを緩めるとき、硬く締まっているボルトを緩めた瞬間に『バキッ!!』って音がして火花が出たり、少し煙が出て焦げ臭いにおいがしたりしたことはありませんか?それほどまでにこのアゴ部分に力と摩擦が働いていたということです。

アゴ問題の解決方法とは?

結論から言うと、原因となっているアゴの摩擦を極限まで軽減してあげるということです。

摩擦を大きく減らしてあげることでディスクブレーキのキャリパーの取り付けもスムースにできますし、ステムのネジもビビらずに緩めることができるようになります。

具体的にどうするかといいますと、例えばディスクブレーキのキャリパー固定ボルトの場合、ボルトとワッシャーの間の部分(ボルトのアゴの部分)に少しでいいのでグリスを塗ってあげることです。当然多めに塗ってしまうとローターやパッドにグリスが付いてしまう可能性があるので、必要最低限の量でいいです。

僕の場合は千枚通しの先に少しだけグリスを付けて塗ってました。これをするだけで苦労していたキャリパーの位置合わせも、まるで嘘のようにズレなくなります。

おすすめはフィニッシュライン(FINISH LINE) プレミアムテフロン強化グリースです。丁度よい硬さでボルトに塗りやすく色も白色なのではみ出しても汚れたようには見えません。

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他の箇所も同じです。先ほどのキャリパーのようにズレるような場所でない場合でもアゴ部分の摩擦を減らしてあげることでとてもスムースにボルトの締め付け、緩めができるようになります。延いては正しいボルトの締め付けトルクにも影響してきます。

というわけで今回は『B BOLT 自転車のボルト(ネジ)について考える ②』についてお話いたしましたがいかがでしたでしょうか?

ちなみに、顎(アゴ)はやはり自転車にとっても人にとってもとても重要なのですね。人の場合は良く噛みましょう。脳が活性化されます。

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♦ まとめ ♦

ボルトにはボルトの顎(アゴ)がある。

②ボルトの顎(アゴ)のスムースさが重要

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